やりがいのある介護職の仕事

高齢化社会が進む中で、介護に関する仕事が重要視されている。日常生活を送ることが困難になり、支援を必要としている高齢者を支えるのが介護の仕事である。具体的には移動が難しい高齢者を車いすに乗せたり下ろしたり、移動する際に押してあげたりする。また、着替えが1人で出来ない人やトイレに1人で行けない高齢者のお手伝いをしたり、食事が1人で出来ない場合に食事を用意し、食べるのを手伝ったりするのだ。

介護の仕事のやりがいは、感謝されるということである。高齢者の生活を支援するという介護の仕事では、利用者本人から直接感謝の気持ちを伝えられることが多々ある。例えば、1人では外に出られなくて外に出たいと思っている人を、春先の暖かいサクラが咲いている時期に、車いすで一緒に散歩したりすると、とても感謝されるのだ。また、利用者本人だけではなく利用者の家族からも信頼され感謝されることもあり、そういった時にはやりがいを感じられることだろう。

次に達成感を共有できるというやりがいもある。介護の仕事はただ単に介護を要する高齢者の身の回りの世話をすることだけではない。高齢者を介護するにあたっては、さまざまな目標達成に向けて支援している。例えば、ケガをして足が不自由となり車いすを使っているが、子どもや孫と旅行に行きたいと願う人もいるのだ。また、リハビリパンツをはいている高齢者がおしゃれを楽しみ、お出かけしたいと願っている場合もある。そういった人の目標を達成するために寄り添うのが介護の仕事でもあり、目標を達成した時には、その達成感を共に分かち合うことが出来るのだ。