介護職への転職を成功させるコツは介護系資格の取得、施設形態の把握、具体的に提供したいケアをイメージすること、大きく分けてこの３つが挙げられる。
１つ目の介護系資格の取得だが、介護職はどの資格を持っているかによって必要とされる度合いや給与まで変動し、資格を持っていないと働くことすら出来ない施設形態もあるほどである。介護系の資格には、基礎資格とされる介護職員初任者研修資格から、国家資格である介護福祉士資格まであるが、まずは初任者研修資格を取得することで、働き先の間口を広げることが可能だ。採用側も資格取得を事前に行っている人として、採用へのハードルをぐっと下げることが出来る。
２つ目は施設形態の把握である。介護施設と一口に言っても種類はさまざまで、在宅復帰を基本とし、リハビリテーションに力を入れている介護老人保健施設から、認知症の方々とともに生活をするグループホームや終の住まいとして運営されている特別養護老人ホームまで、その形態は多岐にわたる。介護職における面接では、求職者が自施設がどのような施設で、どんな理念の基運営されているかをわかっているのか質問されるので、事前に確認しておくことが重要である。
３つ目は提供したいケアを具体的に思い描いておくということだ。上記の施設形態の把握にもつながるが、実際自分が行いたいケアと施設が行っているケアが相反する場合があるため、どのようなケアを行いたいかを具体的にイメージしておくことで、入社後のミスマッチを防ぐことが出来、面接でも自信を持って話すことが出来る。